エコー検査はとてもすばらしい検査です。その理由を以下に述べたいと思います。
1)痛みが少ない。
病院の検査というと、”痛い”、”苦しい”など、あまり好いイメージはないと思いますが、ご安心ください。 超音波検査は、ほとんど痛みません。手の平サイズの機械(探触子)をお腹に当てて、息を吸ったり吐いたりしながら見ていくだけです。健康な人なら、ほとんど苦しくないと思います。内視鏡検査(胃カメラや大腸カメラなど)や、透視検査(胃透視や大腸透視などのバリウム検査)などに較べれば、随分、楽だと思います。
2)無害である。
エコー検査で使われる超音波は、X線などと違い人体には害が無いといわれています。
3)得られる情報が多い。
皆さん、ちょっと考えてみてください。病院ではいろんな検査がありますが、その検査の多く(たとえば、胃カメラを思い出して下さい)は、限られた狭い範囲しか見えない事が多いのですが、後のページで述べるように、エコー検査は見える範囲が広く、いろんな情報が得られる便利な検査なのです。また、リアルタイムで観察できることも利点です。
4)安い。
他の画像診断(CTやMRIなど)に比較して、まず装置が安い!そのため、1回の検査の価格が安く設定されている。その上機械が小さいので、どこにでも持って行けて、検査ができるのです。大きな機械は移動できませんもんねぇ。(追記:最近ではべらぼうに高い機械もありますが・・・)
以上、エコー検査の利点を述べましたが、やはり欠点もあります。それを以下に述べます。
1)検査を行う人によって精度が左右される。
こんな事があってはならないのでしょうが、人間が行う検査ですので、ある程度仕方がありません。エコー検査を専門にしている人・そうでない人、よく勉強している人・そうでない人、などによって、検査の精度が変わってきます。
2)患者さん側の条件によっても、精度が変わる。
太った方は超音波の通りが悪く、よく見えないことが多ようです。また、やせすぎの方も見えにくいことがあります。その他に、胃や腸に空気の多い方、お腹の手術を受けたことのある方も見えないことが多いようです。
3)超音波だけでは、確定診断が付かない事もある。
他の検査も含めて病院の検査は、複数の検査を組み合わせて確定診断を出しますが、エコー検査もその例に漏れず、エコー検査だけで確定診断を下すことはあまりありません。
以上のように、利点も欠点もありますが、とてもすばらしい検査ですので、みなさんも一度、受けてみてください。
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